美濃もとす太鼓

公開日：2020/08/08

受け継がれる伝統

1987年7月、当時の本巣町長の発案により、歴史あるこの土地にあった山口城をはじめとする三つの山城における連絡手段の一つであったと推察される太鼓を町の活性化に生かせないだろうかとの思いから復活させたのが「美濃もとす太鼓」です。当時は役場の職員を初め、商工会やJAの青年部などの大人40数名で構成されていましたが、程なくして後世への育成継承を考えて小学生を含むジュニアメンバーもできました。
そのジュニアの卒業生で、現在も奏者であり指導員をされている杉山朋子さんに伺ったところ、太鼓はただ叩くだけではなく大きな声や体全体でリズムをつくります。この体に響く音とリズムが心を正しい位置に整えてくれるのだそうです。また当初は地元の人が大半だったこの保存会も、今では他の市区町村から世代を超えて人が集まり、とても良いコミュニティが築けているそうです。ご興味ありましたら是非、体の芯に響く和太鼓の音色を体感しに行ってみてはいかがでしょうか。

連絡先　もとす太鼓保存会代表　後藤寿太郎　0581-32-5806