『岐阜在住』初のプロ棋士誕生!! 各務原から大阪へ通い詰め快挙 高田明浩新4段(18)=各務原高校3年= インタビュー
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―――昇段おめでとうございます。テレビや新聞でも大きく報じられていますが、どんな気持ちですか。
高田 ありがとうございます。電話やメールでたくさんお祝いのメッセージをいただき、うれしかったです。
―――3月1日に県立各務原高校を卒業されました。学業との両立は大変だったのでは。
高田 対局で負けてしまって悔しい気持ちでいっぱいでも、次の日は学校があるから行かなきゃならなかった。でも学校で友達の笑顔を見たり、応援してもらったりすることで、気持ちを切り替えることができました。
―――1日何時間くらい将棋の勉強をしていますか。
高田 学校がある日は集中して1日3~4時間、高校を卒業した今は6時間くらいやっています。将棋の本を読み、新聞に載っている棋譜を切り抜いて並べて研究します。
―――プロへの道のりは、平たんではなかったのでは。
高田 一番苦しんだのは中3から高2くらいの時でした。将棋やめようかな、と思った事もありました。両親と、別の道も考えてみようとか、奨励会をやめることまで話したこともありました。
―――そんな低迷期があったのですね。
高田 周りの人が将棋を続けた方がいいと励ましてくれたので、乗り越えることができました。苦しい時に支えてくれた両親に感謝しています。
―――将棋の魅力は。
高田 退屈しないところです。将棋はどんなに考えても最善策が分からない、でも最初の直感が良かったりする。
―――次の目標は。
高田 一つ一つ階段を上がっている最中ですが、5段昇格が目標です。
―――地元の同級生も、この春それぞれ新しい道へ進みます。
高田 僕も棋士として将棋を頑張って行きたい。プロになれたのは厳しい修業の成果。納得いく将棋を指したいし、もっと強くなりたい。
小3から、10年間将棋を教える恩師の柴山芳之先生=入会町=は「夢のよう。生きているうちにこんなことが起こるなんて、信じられない気持ちです」と話した。
「子どもは負けると嫌になってしまうけれど、彼は勝っても負けてもまたやりたい、という子でした。負けてもどうやったら勝てるか、誰よりも多くの本を読み、研究しました。今でも対局の後は必ず報告に来てくれます」と、感慨深げにまな弟子を見つめた。
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