４年ぶりに本格再開ビブリオバトル　本好き９人が推し本を全力アピール‼

　お薦め本を制限時間内で聴衆にアピールし、観覧者がどの本を読みたくなったかを投票してチャンプ本を決めるビブリオバトル「わたしの１冊！気軽にトーク」が、中央図書館(那加門前町)であった。
　４年ぶりに本格再開となった今年は、子どもの部に小中学生５人が出場した。一般の部には高校生から社会人までの４人が出場し、本の魅力や引き付けられたポイントなど、本好きならではのそれぞれの視点で、推し本を熱量いっぱいにＰＲした。
　子どもの部のチャンプ本には、岡田愛梨さん発表の「給食が教えてくれたこと『最高の献立』を作る、ぼくは学校栄養士」(松丸奨著)、準チャンプ本には、柴田美伶さん発表の「保健室経由、かねやま本館。」(松素めぐり著)が選ばれた。一般の部のチャンプ本には、平田菜々花さんが発表した「世界を変えた１０人の女性」(池上彰著)、準チャンプ本には安田久孝さんが発表した「和宮様御留」(有吉佐和子著)が選ばれた。
　司会を務めた高田浩史さん(国語作文教室主宰)は「普段読まないジャンルの本に目を向けるいい機会になったと思います。聴衆も多かったですね。今年出場した皆さんはぜひ来年も参加してほしい」と、発表者にエールを送った。