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各務原の在宅(家逝き)を支えていきたい 松井 兼道さん(蘇原中央町)

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 有限会社あいの松井兼道さん(77)は、 鵜沼各務原町、鵜沼羽場町、蘇原新生町で、デイサービスや訪問介護、認知症対応型通所介護、障がい者居宅介護など、在宅生活を支える事業所6カ所の代表者だ。
 「団塊の世代の一年前の生まれ。若い頃はアパレルで日曜日もなく働き、独立して呉服店を20年営みました。介護保険がスタートする2年前にヘルパーの資
格を取得し、平成11年(1999)年に介護の会社を立ち上げて、来年25周年を迎えます」
 「人には寿命があります。海馬が小さくなり物事が覚えにくくなる。おむつで始まりおむつで終わる。その過程でやんちゃな人もいれば、おとなしい人もいる」
 「その人の命(時)とどう付き合うか。周りがどう理解して接してあげられるか。自分がその年になった時のことを想像してみて。20歳の時と40歳の時、同じ
タイムで走れる? そうか、走れんようになったんや、と考えてみて」
 「今後は家力(いえぢから)。余命1カ月と言われ、家に帰ったら3年生きたという話が結構ある。家の匂い、床のきしむ音、柱の傷、最期は安心できる家がいいと多くの方が願っています。各務原市が一つの大きな病院で、24時間体制でナースコールみたいに医師や看護師が来てくれる、そんなイメージを思い描いています。在宅で一生を終えてもらえるよう、訪問介護を始めました。家逝きを支えていきたい」
 施設には、大きな畑があり、サツマイモの収穫など農作業もできる。
 「認知症の人たちでソフトボールをしたらどうなるかな、体が覚えていてバットを持つと意外とルールを思い出すかも知れない。養蜂にもチャレンジしたい」と、楽しいアイデアは尽きることがない。
 「事業所名のかいご処は飲み処から(笑)。好きなことを思いっきりやること、仕事の達成感が健康の秘訣(ひけつ)。利用者さんも穏やかに自分の好きなことをやってほしい、それが理想です」。市内と近隣市町村に対応。☎058(372)3072(笑(わら)福(ふく))

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最初に考えた見出しは【各務原の介護の生き字引的存在】。自分はまだまだだから…と謙遜する松井さんのたっての希望でタイトルを変更しましたが、間違いなく各務原の介護分野の第一人者であると思いました。「子どもは国の宝」「今の若い人がこうなったのも我々のせい」。全世代へ、優しいまなざしを向けています。

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