段ボールコンポスト普及に尽力
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須衛町の早川貞幸さん(岐阜聖徳学園大学大学院研究生)の活動を紹介します。(前編)
自然豊かな須衛町で、野菜や米作りを楽しむ傍ら、段ボールコンポストの普及活動を行っている早川貞幸さん=写真。
「元々段ボールの会社に勤めていました。定年後に、家庭の生ごみを段ボールに入れて堆肥化する段ボールコンポストを知りました。岐阜聖徳学園大学の大学院生となり、さまざまな種類の段ボールがある中でどれが堆肥作りに適しているかを研究し、論文を発表しました」
近隣自治体で住民に配布している段ボールコンポストを比較した。大学の学生食堂、小中学校、老人福祉施設から生ごみの提供を受けて分解状況、耐水性等の実験を行い、最適な段ボール箱の仕様・構成を追究し、実験結果から、生ごみ処理に最適な段ボールコンポストを試作した。
「微生物が活躍して堆肥化することで有機栽培に使えて、発芽も生育も良く、育った野菜の味もおいしい。段ボールをコンテナにして堆肥化するのは世界にはなく日本だけ。廃棄物となる生ごみを有効利用できますし、段ボール自体も古紙として何度でも再利用できるリサイクル素材です。私の家庭でも生ごみが減り、ゴミ出しが楽になりました」。室外で保存できて、カバーをすれば虫も来ないという。
「大学、JAぎふ、川島ライフで市民向けの講座も行いました。小学校の授業では、環境問題を知り、生ごみを処理する実験にもなりました。今後も段ボールコンポストを普及させていきたい。そして理科好きの子どもが増えてくれればいいですね」と、笑顔を見せた。
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