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赤ちゃんでも聴けるを目指すバリトン歌手岡部敬太郎さん 「貞奴」で世界の声披露

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オペラと音楽教諭二足のわらじ貫く

川上貞奴生誕150周年記念の市民オペラ、「ドラマチック木曽川Opera貞奴」(プリニーの市民会館)で、福沢桃介役でステージに立ち、伸びやかなバリトンで観客を魅了したのが、オペラ歌手の岡部敬太郎さん。鶯谷中・高(岐阜市)の音楽教諭として教壇にも立っている。

「ある時生徒たちに聞いたんです。現役のオペラ歌手の先生と、現役を引退した先生と、どっちがいい? と。生徒たちの答えは全員、現役のオペラ歌手の先生の方が良い、でした。二足のわらじですが、それが僕の生き方です」

国立音楽大学声楽学科卒業後、ニューヨークに渡り、世界三大テノールの一人プラシド・ドミンゴを教えたフランコ・イグレシアスに師事、ジュリアード音楽院等でオペラやミュージカルを学んだ。

オーディションでマンハッタンを拠点とするAmato Operaの専属となり、数々の舞台に立ってきた。歌劇「フィガロの結婚」のフィガロ役など、大役も原語でこなしてきた。

「日本のオペラを変えたい」と帰国し、オペラユニットを結成した。ジーンズにTシャツ、赤ちゃんでも気軽に聴ける、そんな身近なオペラだ。

「東京で10年間活動しました。2011年に、オペラ貞奴のオファーを受けて各務原と縁ができました。当時は埼玉の学校に勤務していましたが、母校の鶯谷高校から声が掛かり、17年に岐阜へ戻ってきました。オペラ貞奴は初回から出演していたので、とても思い入れがあります。川上音二郎役を3回、福沢桃介役を2回演じました」

オペラの伝統を守りながら、新しい試みも取り入れ、回を重ねるごとに合唱レベルもどんどん上がり、参加者一人一人の舞台に懸ける思いが変わってきたという。

「気軽にオペラを楽しめる環境をつくりたい、これが僕の願いでした。市民の人たちと創り上げた今回のオペラと通じます。関わってくれた人、見てくれた人たち、市民の皆さんと一緒にやれるのはすてきなことでした。各務原市の芸術に対するサポートも素晴らしいです。全て貞奴さんに導かれている気がします。各務原の大舞台から世界へ羽ばたけ、そんなエールをもらった気がします」

桃介役でかぶっていたシルクハットを脱ぐと、子どもに音楽を教える柔和な先生の顔に戻った。

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世界を知る岡部さんは、海外で活躍した川上貞奴と、スケールの大きな仕事を成し遂げた福沢桃介のオペラにふさわしい人材。その遺志と誇りを、音楽を通じて、未来の若者たちへ引き継いでいってほしいですね。

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