市民オペラ「ドラマチック木曽川Ｏｐｅｒａ貞奴」上演間近

川上貞奴生誕１５０周年記念の市民オペラ「ドラマチック木曽川Ｏｐｅｒａ貞奴」の上演が１月２３日(日)に迫り、プリニーの市民会館(蘇原中央町)で通し稽古が行われ、その様子が関係者に公開された。

市内を中心に近郊から約１２０人の出演者が集まり、本番に向けて舞台に立った。支える裏方のスタッフも本番さながらの緊張感で、第１幕、第２幕、フィナーレまで、音響、映像、セリフのタイミングなど細部を確認した。

今作品では、貞奴が女優引退後に福沢桃介に協力し深く関わった、木曽川の水力による電源開発事業にスポットを当て、主催団体代表でソプラノ歌手の金光順子さんが貞奴を演じ、第１幕の若き日の貞奴には、ミス各務原さくらの安藤風季さんが挑戦する。

脇を固めるキャストも、才能豊かなアーティストが揃った。ナレーション、合唱、洋舞、日舞、キッズダンス関係者が舞台を盛り上げるほか、新曲も多数披露される。

「コロナ禍で集まって練習できない日々が続きましたが、個人レベルで完成度を上げ、オンラインで乗り越えました。各務原市ゆかりの人たちでつくった市民土着のオペラです」と、金光さん。

木曽川沿いに貞照寺を建立し、鵜沼の大地で生きて行くことを決意した貞奴の波乱万丈の人生の物語が、今を生きる私たちにも大いなる力を与えてくれる。

チケットは3500円。会館の使用座席数制限の緩和により追加発売。プリニーの市民会館窓口で販売している。