ありのままの心を表現　心象画家 尾関三絵さん

公開日：2022/08/13

各務原で生まれ育った心象画家の尾関三絵さん(上戸町)＝写真。

小さい頃から絵が好きで、高校はデザイン科に進学し、大学で現代美術を学んだ。

「ポップなアートっぽい絵を描いていましたが、だんだんアクリル画で感情を表現するようになりました」

その日の気持ちや、誰かと出会った刺激、直感で色を塗り重ねて、自由に変化させていく。見る者が想像力をかき立てられ、心の中にさまざまな感情を揺り起こすような絵だ。

「気持ちが届きますようにって、魂を込めて描いています。どんどん変えたくなっちゃうので、いつが完成か未完成なのか分からない」

尾関さんの心象を映し出したアクリル画は、Ｔシャツ、ワンピース、ポーチにもなり、クリエーターズマーケットや展示会などで販売している。

「ありのままの心を大事にしています。部屋に色があるだけで、リビングの雰囲気もガラッと変わります。アートを身近に感じてもらえたら。エネルギーや気持ちが届くような絵を描いて、みんなの心のスイッチの切り替えになるといいな」

市民講座「ベビーとママの造形遊び」、ギャラリー＆カフェ２０４で大人向けボタニカルアート(植物細密画)、絵画造形教室で幼稚園児や小学生にも教えている。