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古布に魅せられ、全国行脚!! 岐阜の内藤さんが収集展

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公開日:2024/12/22

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明治初期から昭和初期に使われた古布を集めている岐阜市長良雄総の主婦・内藤雅子さん(72)の「古裂(こぎれ)いろいろ-集めると楽しむ」展が関市の岐阜県博物館マイミュージアムギャラリーで開かれています。来年1月13日(月・祝)まで=年末年始は休館。入場無料。

内藤さんは古布に魅せられ、20数年前から各地の骨董市に出かけて手製の見本帳を作成していました。名古屋・大須はもちろん、JRの「青春18きっぷ」を活用して北は青森から南は北九州。さらに沖縄まで足を伸ばしました。特に木綿の古布を中心に集め、染めの模様や細かい織りの素晴らしさを楽しんでいました。興味は素材の違いや織り、染めの違いや布の肌触りなどを確かめるために、綿や藍染めのアイを育てて糸から布を織ることも行いました。衣服にも興味がありましたが「着物だとハサミを入れるのがもったいない」と、骨董市では整理されていない布の中から気に入った布を見つけてはケント紙を使った見本帳に貼り、古布を集める度に見本帳の枚数が多くなりました。

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会場には、着物や半襦袢(じゅばん)などの衣服類のほか、「時代裂集」として絣や藍染めなどの見本帳、珍しい沖縄の古裂集「琉球」、大正時代の裁縫学校の実習で作った実寸の三分の一の小さな衣服などとともに、内藤さんが作ったつるしびなや布絵、年賀状、パッチワークのタペストリーなどを展示。タペストリーは見るだけでなく、裏側も確かめてもらうおうと、訪れた人には実際に触ってもらっています。

また、織機や糸巻き器、内藤さんが制作した使い古した木綿や絹の布を織り込んだ裂き織り、紙をこよりにして作った糸(紙布糸)で織った反古紙(ほごし)織りも並べられています。

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▶「古裂いろいろ-集めると楽しむ」展
・会期:7年1月13日(月・祝)午前9時30分~午後4時30分
・会場:岐阜県博物館2階マイミュージアムギャラリー
関市小屋名
・観覧料:無料(博物館本館の展示観覧は要入場料)
・休館日:年末年始(12月29日~1月3日)
毎週月曜日(ただし1月13日は開館)

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