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長良川鵜飼が開幕!! 岐阜でコロナ禍前に戻る

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公開日:2024/05/20

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岐阜市の夏の風物詩・長良川鵜飼が5月11日、開幕しました。コロナ禍で制限されていた観覧船の定員も通常に戻されて運航されました。この日は観覧船29隻、乗客は732人が鵜匠の手綱さばきで鵜がアユを捕らえる伝統漁を堪能しました。

午後8時過ぎ、鵜飼開始を知らせる打ち上げ花火の音が響き、川上から鵜舟のかがり火が点され、鵜舟が1隻ずつ漁をしながら川を下る「狩り
下り」が始まりました。今年は、狩り下りと並行する観覧船の数も増えています。各鵜舟は、川岸に停泊している観覧船に近づき、鵜匠が乗船客らに手綱さばきを披露。鵜がアユを捕らえると船からは歓声が上がりました。

 

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6人の鵜匠が狩り下りを終えると、鵜舟はゆっくり川上に戻ります。かがり火の松を新たに加えながら6隻の鵜舟が横一列に並んで下る「総がらみ」の準備に入りました。観覧船は「総がらみ」に備え、少し下ります。

右岸堤沿いの長良川プロムナードでは、観覧者らが集まってきました。総かがりの準備をする鵜匠らの表情をじっくり見学。出番を待ちました。6隻の鵜舟が集まり、一斉にかがり火を燃え上がらせています。松の燃える臭いが煙とともに川岸を覆います。いよいよ「総がらみ」の開始です。ドンドン、と船縁を叩く音が響き、ホウホウという鵜匠らの声も聞こえます。観覧船から見る「総がらみは」、一番船が左端で右へ一列に並びます。左岸では逆順序で、一番船が川岸近くの下り始めました。見物客らからは拍手が送られます。声援に応えて手を振る鵜匠も見られました。左岸からは、鵜舟が1隻ずつ遠ざかって行きます。そして川面が闇に包まれました。

 

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開幕日のフィナーレは打ち上げ花火です。総がらみが終了した川面は真っ暗。待ち望んだ花火が次々と打ち上げられ、右岸沿道の長良川プロムナードに集まった人たちからは一斉に歓声が上がりました。

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