家族で花もちづくり楽しむ　岐阜・岩野田北小学校体育館

公開日：2021/12/23

彩りのない季節を華やかに過ごそうと、飛騨地域の冬の風物詩となっている「花もち」。
岐阜市の岩野田北地域の人たちが１２月１３日、岩野田北小学校の体育館で「花もちづくり」を楽しみました。

地域の青少年育成市民会議が子どもたちの交流を図ろうと毎年、開いていますが、昨年はコロナ禍で、体育館に集まっての制作は中止。
小枝や紅白のもち、台座などを袋に詰めたセットを持ち帰って、各家庭で仕上げてもらうことにしました。

２５回目の今回は、家庭で制作する「花もち制作セット」持ち帰り組と体育館での制作組の２組に分け、それぞれ事前に募集しました。
持ち帰り組約１００人、会場制作組約３０人となりました。担当者らは１０月下旬に小枝や台座用の木材を揃え、前日の夜には米を用意。
当日は、午前６時ごろからもちづくりを始めました。

家族で参加した会場制作組は、体育館で担当者から花もちの作り方の説明を受けた後、気に入った小枝や台座を選び、用意された短冊状に切った紅白のもちを枝に付けていきました。
母親の説明を聞きながら、真剣な表情で紅白のもちをちぎりながらつける女の子らは、次第に出来上がる「花もち」を見ながら、嬉しそうな表情で「できた！」と喜んでいました。
会場の舞台には、役員らがつくった地域の老人施設や公民館、児童館、小中学校などに贈る「花もち」が飾られました。