大桑城には池のある庭園があった!! 山県市発掘調査で判明
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公開日:2021/11/24
室町末期の美濃国守護・土岐氏の最後の居城であり、斎藤道三の「国盗り」の地として知られる山県市の大桑城。この山城には「水をたたえた庭園があった」ことが山県市の大桑城跡発掘調査結果から分かりました。標高407・5メートルの古城山のに山頂部に築かれた大桑城では守護の優雅な暮らしが繰り広げられていたようです。
今回の調査位置図(黄色の部分が調査区域)=発表資料より。発掘現場写真は山県市提供
大桑城跡の発掘調査は、昨年度に登り口近くの伝「岩門」跡の発掘で巨石などを確認。今年度は9月中旬から山頂近くの平坦な区画(曲輪くるわ)の伝「台所」と曲輪群跡など約90平方メートルを発掘調査していました。これまで表面に落ちている陶片などの採集品から住居地との期待がありました。
伝「台所」は山頂部から南西下の平坦地で登山道が通っています。この区画の窪地周辺から黒いへん平な玉石や斜面に貼り付けられた黄白色の硬い土、さらに水の浸透を防ぐ粘性土・鋼土(はがねど)などが見つかりました。3センチほどの玉石は古城山では採取できない石材で、しかも丹念に選別されているそうです。
また、平らに削られた岩盤の中に平らにされた岩盤があり、建物の柱を設置していた痕跡では、として調査担当者らは「土岐氏が何らかの建物を構え、庭園も築いていたと考えられる」と結論づけています。
市では来年度も曲輪群なども含め、建物の内容などが分かる調査を進める予定。
今回調査で明らかになった伝「台所」区画を一般公開する。
日時:11月28日午前10時から午後2時(雨天中止=前日までに山県市HPで告知)
時間内での自由見学で、担当者による説明は行わない。
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