過去の災害に学び 備える！！　岐阜で地域防災展

公開日：2021/11/21

岐阜市の岩野田地区の防災展が１１月２０日、岩野田小学校体育館で開かれ、今年、発生１３０年を迎えた濃尾地震の記録写真パネルも展示されました。
岩野田地区では濃尾地震の際、小学校が倒壊したなどの被害も出ています。日頃から防災を意識して、万一に備えよう、と岩野田まちづくり協議会が主催し、大型パネル展示などは中部地域づくり協会などが協力しました。

濃尾地震の被災状況を伝えるパネルは、震源の本巣市の根尾地域や岐阜市、愛知県などの倒壊家屋の写真など床に円形に並べました。

実験コーナーでは、液状化現象を体験できる装置が置かれ、子どもらが乗り、震度７以上の揺れを体験。次第に足下の砂の中から水がしみ出してくる状況を体験していました。

また、この日午前には、岩野田小学校の全校児童約３３０人が参加して「防災オリエンテーション」が行われました。児童らは学年別ではなく、日頃の通学班別にグループに分かれ、６年生をリーダーに、ゲーム形式で避難の仕方などを学び、防災学習を行っている５年生が４カ所に分かれ、防災の大切さを伝えました。屋外では地元の消防団員が消化器の使い方、起震車での体験、水防団員や土のう作りを披露しました。