すべての人の幸せを願う「あんじんの灯（ともしび）」のイベント開催

公開日：2021/11/19

コロナ禍の世の中、不安な気持ちで心が不安定になってしまう日が多くなっているようです。こんな人たちに仏さまに寄り添って真っすぐに生きてほしいとの若手仏教者らが企画したイベント「あんじんの灯（ともしび）」が１１月１３日、岐阜市三田洞の三田洞弘法・法華寺で行われました。

岐阜市と関市、愛知県安西市に真言宗と浄土真宗の４つのお寺の若手住職らが企画。境内に１８の和傘と八葉の蓮華を表した灯り３６個を配し、「すべての人を幸せにする」という阿弥陀如来の願いと慈悲の曼荼羅の中心に描かれる「八葉の蓮華」を３７の修行の道を表しているそうです。灯りは３６個しかありませんが、残りの１個は参拝に訪れた人の心の灯りだそうです。１３日の開催は、１０月２９日～３１日に岐阜市長森岩戸の岩戸弘法・弘峰寺に続く２カ所目です。

三田洞弘法では、紅葉が始まり、境内の紅葉がライトアップされた中、正門を入ると菩提樹の周りに「３７の灯り」が灯され、本堂に続く石段に１８本の和傘が変化しながら灯っており、「光の曼荼羅の中での十八番目の誓願に出逢う」雰囲気でした。

石段に並べられた和傘は、池にも映り、小さな子どもらを連れた若い家族やお年寄りら多くの参拝者らは、華麗な中にも厳粛な雰囲気を漂わせた光の世界の中に佇んでいました。

あんじんの灯（ともしび）
＝雨天中止
点灯時間：午後６時～８時
・三田洞・法華寺＝１１月１４日（日）まで
・日龍峯寺（関市下之保）＝１１月２６日（金）～２８日（日）
・大法寺（愛知県安西市稲葉町江頭）＝１２月４日（土）～１２日（日）
問い合わせ：岩戸弘法・弘峰寺＝０９０－３９５２－００４５＝へ