響き合う祭り囃子

公開日：2020/06/17

羽島市竹鼻町で5月3日、竹鼻まつりのお囃子が響き渡りました。竹鼻まつりが中止となり「少しの時間だけでも心が和めば」と有志が自宅で時間を合わせて演奏しました。

呼び掛けたのは竹鼻町下鍋屋町の後藤隆博さん。同町の商工会議所や千代菊、本覚寺、竹鼻別院、竹鼻中学校、ビー珈琲周辺などでお囃子が聞こえました。

扉を開けた玄関先で着物で正座して、庭先や縁側で親子が、格子戸越しに孫と祖父が、ガレージでなどそれぞれの宅内でコミュニケーションアプリLINEのグループ通話機能も使い、太鼓のリズムに合わせて演奏していました。約30人が参加しました。

後藤さんは、「笑顔で他人を思いやり、自分を大切に、一刻も早くウイルス感染の終息を願って演奏しました」と。外出自粛中は着物や浴衣で過ごした竹鼻中1年の浅野日菜子さんは「学校での稽古と違い、合わせるのは難しかったけど楽しかったです。来年は山車の上で演奏したいです」と話していました。