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竹鼻まつり 町伝承のからくり人形

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公開日:2024/04/19

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「竹鼻まつり」では各町内の山車が八剣神社(羽島市竹鼻町)で芸を奉納します。

下鍋屋町、大西町、上城町、福江町、上町は、手動で操るからくり人形が芸を披露。 からくり人形の操作方法は、町内ごとに人から人へ引き継いできました。 指先や足の動きなど手動で操作されています。 下鍋屋町は、からくり人形が木登り遊びをして太鼓をたたきます。 木にぶら下がるかわいらしい姿に注目。 大西町では人形の動きに合わせて紙吹雪が舞います。 上城町では唐子の姿をした人形の顔が猿の面に変わる瞬間が見どころです。 福江町ではからくり人形が祭りにちなんだ文字を筆で書きます。 今回青山スクエア(同市同町)で展示される上町の山車では壺(つぼ)が割れる、童子が鬼に変わる場面が印象的です。

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目と耳で楽しむ竹鼻まつり

上鍋屋町は着ぐるみの「布袋踊り」で、昨年は「踊るポンポコリン」で観客を楽しませました川町、宮町、新町、中町、本町、今町、下城町は子どもたちが着物や法被などの衣装を身にまとい扇子や太鼓を使った手踊りを披露します。 町内ごとにお囃子(はやし)を引き継いでいるため、同じ神楽でもがテンポ違っていたり、掛け声があったりとそれぞれの違いを耳でも楽しむことができます。

からくり人形はもともと12輌の山車にありましたが、半数が濃尾震災で焼失。 上町と新町の幕は震災から免れ江戸時代から残るもので、川町、福江町、上城町、大西町、下鍋屋町、上鍋屋町、宮町、下城町は江戸時代からの山車が残っています。 焼失した山車は再建され、今町の山車は大正時代に作られ、祭りへの山車の参入が認められました。

 

「山車の大幕をぜひ見て」

竹鼻まつりは山車保存会やNPO法人、ボランティア、羽島市役所などが連携し開催されています。

八剣神社や樹齢300年以上の藤の花が咲く竹鼻別院では呈茶もあります。 NPO法人羽島の未来を築く会では、お囃(はや)子(し)を継承していくために竹鼻小学校・中学校、羽島高校に呼び掛け、演奏者を募集しています。 羽島市特別住民でもあるマスコット「たけちゃんはなちゃん」の顔をあしらったクッキーの販売も予定しています。山車保存会長の小森博昭さんは「山車の大幕や水引、見送り幕は素晴らしいものです。 人形師の6代目玉屋庄兵衛さんが絶賛した幕をぜひ見ていただきたいです」と呼び掛けています。

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