見る角度で色が変わる「鶴の畳」公開中

公開日：2023/07/08

アート畳職人山田憲司さん、京都で個展

畳を使って絵を描く世界で初のアート畳職人の山田憲司さん＝羽島市竹鼻町＝の個展「鶴の展覧会」が京都市東山区の東福寺光明院で開催されています。

同展では、同寺の寺紋にあわせて作った「鶴休飲水図」が展示されます。「外部空間と内部空間の接続」、「時によって変化する美」をテーマにした作品です。同寺の庭園の枯山水を湧き水に見立て、そこに水を飲みに来た鶴をデザインしています。同じ色のイグサを使用し、折り目の角度を変え、光の反射を利用することで表現する「鶴の畳」は、畳を見る角度だけでなく、時間帯や気候、天気によって異なる色合いを楽しむことができます。「龍の畳」や「無限畳」も展示されます。

山田さんは「畳は人が乗ったり踏んだりできるので、作品の中に入り込む体験を楽しんでください！」と話しています。

展示は３０日まで。同寺の拝観料は３００円。問い合わせは山田一畳店＝℡090（3562）5085＝へ。