羽島の伝統工芸「美濃縞(じま)」作品展にぎわう

公開日：2023/04/08

訪れた客らが作品に感動

羽島市の伝統工芸美濃縞を作り伝える美濃島伝承会の作品展が３月４～６日にありました。手紡ぎの糸を使って緻密に手織りした反物や、反物を使った洋服、着物などが展示され、訪れた客らが写真を撮ったり、興味深く観賞したりして賑わいました。

同展では、入会して１年の会員が作ったテーブルセンターや、ベテラン会員による作品、日本民藝品展で入賞した反物、江戸時代に織られた布地の展示、糸紡ぎの実演もありました。企画展示「糸味・布味を感じて」では、同会員が織った反物や、紡いだ糸に実際に触れ、ルーペを使って緻密に織られた生地を観賞することができました。

作品展には県外からも多くの人が訪れました。岐阜市から来た女性は「どの糸を使うのかによって１枚１枚の雰囲気や色、布地の風合いが全く違うのが面白い」と話していました。