御井神社に木造女神立像 高さ２㍍４６㌢

公開日：2020/09/20

三井町の御井神社に、木製の女神立像がある。

両手を広げ、左足を一歩前に踏み出しその表情は凛と前を見つめる。頭上と首元に飾りがあり、豊満な胸はあらわになっている。羽衣のようなものをまとい、緩やかな風を受けてドレープが揺れているように見える気品ある姿だ＝写真。

「昭和５２年に、東京の東郷神社から譲り受けました。大正７年に日本海軍がイギリスで作った５２㍍の帆船の後ろに設置されていました。指が２本無かった山本五十六海軍大将戦死の際に女神像の右手の指も２本切り落とされました」と、宮司の岩井勝彦さん。香木でできており、子宝や安産の神として親しまれているという。見学は事前連絡が必要。☎０５８（３８３）８３９７