朝ドラの陶芸指導・畠山圭史さんの作品展示

公開日：2020/04/22

ＮＨＫ朝ドラ「スカーレット」で、主人公・喜美子の息子・武志の陶芸指導を担当した陶芸家・畠山圭史さんの作品が山県市中洞の喫茶レストラン「山務（さんむ）」に展示されています。
畠山さんは東京生まれで、現在は埼玉県東松山市在住。カーデザイナー出身の異色陶芸家です。自動車会社退社後に本格的に陶芸を修行。平成９年に長良川沿いの関市小屋名で工房を設立しました。作品制作の傍ら、陶芸教室も開いていました。そして、国道４１８号沿いで武儀川沿いにある「山務」に出かけていたそうです。展示作品はその当時の作品で、初期作品になります。関市には１０年ほど在住し、その間に英国・ロンドンや東京などで個展を開催。地元の関市の画廊でも３回個展を開いています。

山務に展示してある作品は、土の肌に細い線の跡を残して川の流れと夕陽をイメージした「水と光」シリーズのほか、水色の釉薬を多く使った「水面」シリーズの茶碗や湯呑みなど。さらに、制作中の作品をちぎったり、のばしたりした「破片」状の作品もあります。

長良川の川の流れの向こうに見える夕陽をイメージした「緋色」の線を出すために、各地の粘土を使った結果、信楽の粘土に行き着いたそうです。

「山務」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための県の自粛要請を受けて、５月６日まで休業中ですが、作品展示・販売は１年ほど続ける予定です。

畠山さんの近作は、ホームページで見られます。

【注】畠山さんのホームページのURLは