平和願う鐘の音響く !! 岐阜空襲から80年
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公開日:2025/08/07
太平洋戦争末期の米軍による「岐阜空襲」から80年を迎えた7月9日、岐阜市内の寺院などでは、亡くなった人たちを追悼する「平和の鐘」が鳴り響きました。岐阜市では、平成2年から「平和の鐘」が始まり、岐阜市仏教会も協力。市民が近くの寺院を訪れて、平和への願いを込めて鐘を鳴らしました。
長良福光の崇福寺では、午前9時から東海宏徳住職が法話。ロシア・ウクライナやパレスチナ、イスラエル・イランの戦争報道で触れながら、自分の思うようにしたいという「煩悩(ぼんのう)」が争いを生んでいるという仏教の教えを紹介。日々の生活の中で互いを認め合い、この煩悩をなくし身の回りから争いをなくすのが平和の第一歩となる。一人ひとりができることを行っていくことが大切などと話しました。この後、戦時供出され、戦後に再製された戦国武将・稲葉一鉄寄贈の梵鐘を東海住職がつき、訪れた約10人が一人ひとりつきました。境内では地域の婦人団体が「戦後80年 次世代につなぐ原爆展」と題したパネル展示が行われていました。
長良・鵜飼屋の専応寺は、本堂内の一角に絵本コーナーが設けられ「絵本に出遭うお寺」として知られています。この日は、岐阜空襲に関連する「芽ぶけミヤコよ」や「岐阜空襲体験談」はじめ、平和を呼びかける絵本や資料が並べられ、訪れた人たちが手にしていました。
近くの真性寺では、地域の平和団体が「平和を願う写真展」と題して、岐阜空襲で焼け野原となった柳ヶ瀨周辺や投下された焼夷弾、原爆被害を伝える写真などを並べました。真性寺の鐘楼は山門を兼ねており、山門の上部に鐘楼が設けられています。18世紀初頭の江戸時代の宝永年間に建立され、本堂と庫裡が倒壊した濃尾震災でも残ったそうです。鐘は戦時供出され昭和23年に新たに鋳造されました。
この日、年配の女性が山門兼鐘楼を訪れ、急な階段にもかかわらず上がり、「戦争がありませんように」と願いを込めて大鐘をついていました。
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