証券会社トップが母校で語る

公開日：2025/01/20

笠松中で「夢を持って生きる」「投資の基礎」伝える

　大和証券グループ本社特別顧問の日比野隆司さんの講演会が１１月２１日、母校である笠松中学校で開かれました。同校と笠松町内で活動するかさまつMIRAI塾（加藤司郎代表）の共催。同校生徒５３３人と同塾会員３０人、一般参加者２００人。他に岐阜市の済美高校商業科の１、２年生５０人が参加しました。

日比野さんは大和証券元社長、元会長を経て現職。幼稚園が合わなくて１カ月で“中退”し、自宅で母に平仮名を教えてもらい伝記を読み、将来は世界で羽ばたける人になりたいと思っていた幼い頃の話から、中学時代の思い出を写真を見せながら話しました。「おおむね思っていた通りの人生でした。明確に具体的なイメージを描くことで夢が実現する。『どうせ無理』という思いはある意味それを実現させてしまっている」と語りました。投資の基礎を動画やクイズなども交えて伝え、知識をつけることで激増している投資詐欺にも備えてと話しました。

生徒たちは「大切にしていることは？」「夢をあきらめそうになったことは？」「どうやったら夢は見つかる？」など質問していました。生徒会長で２年の片桐由姫さんは「お金の大切さを理解できた。大きな夢を持ち具体化して全力で進んでいきます」と感想を壇上で話しました。