ＮＩＥ新聞切り抜きクラブで記事を選び要約！！　岐阜・三輪南小

公開日：2023/02/01

岐阜市の三輪南小学校のクラブ活動「ＮＩＥ記事切り抜きクラブ」が１月１８日、６年生のクラスで行われ、最近の新聞から記事を選んで要約に取り組みました。
クラブ活動「記事切り抜きクラブ」は、５年生の社会で情報分野が扱われることから、新聞に興味を持ってもらおうと、昨年４月に新設。５月から月１回の授業で、４年生～６年生計２０人が参加しています。５月の初回は、中日新聞ＮＩＥコーディネーターの佐野恵子さんを講師に、記事の見出しや写真、本文など新聞の紙面構成や切り抜き作品の説明を受けました。

今年最初の活動日となったこの日は、地元の中日新聞岡部新聞店の岡部高嗣さんが持参した１８日の新聞を読んで、気に入った記事や関心のあるテーマを決めて記事を選び、５、６年生は記事の要約、４年生は感想をそれぞれ専用の用紙に記入しました。児童らは新聞を繰りながら気になる写真や記事を探し、ハサミを使って切り抜きました。この日は阪神大震災から２８年を迎えた１月１７日の翌日で、１面に載った「阪神大震災２８年」の写真や記事に注目していましたが、身近な話題探しに地方情報や生活記事に興味が引かれたようで、岐阜県内の紙面から、岐山高生とベトナムの高校生が交流した「オンラインで言語の壁越え」や市岐阜商高生らが市内の幼稚園から小さくなったクレヨンを集めて再生した「ＳＤＧｓ実践」などのほか、サッカーチームＦＣ岐阜が練習開始、国際大会で活躍する飛騨神岡高校のロボット部の紹介などの記事を切り抜いていました。

最後に、６年生の２人が記事を選んだ理由や学んだことを発表しました。１人は、市岐阜商高の生徒らが市内の園児らから短くなったクレヨンを集め、混ぜ合わせてカラフルな「マーブルクレヨン」を作り、再び園児らに届けた記事を選び、「クレヨンの再生がＳＤＧｓになることを学んだ」。もう１人は、愛知県の７１歳の男性が会社員だった６２歳の時に福祉の勉強をし直し、６８歳で社会福祉士の資格を取得した記事を選び「できなかったこともできるようになったことで喜びがあったのは挑戦があってこそ。もっと沢山のことに挑戦していきたい」と、それぞれ学んだことを発表しました。